Il y a

迫害されてきた混血たちのリーダー。彼らが安心して暮らせる地を探している。 人当たりがよく優しい性分ながらも、許せないことには声をあげる強さを持つ。 その性格に加えて刀と弓の扱いも上手く、救いを求める混血たちのカリスマ的存在。

元奴隷。赤禰矢に助けられ、奴隷以外の生き方を知り彼に心酔する。 大真面目で忠実。良くも悪くも型にはまり、中途半端を許せないタイプ。 刀は赤禰矢に指導してもらった。獣の血が薄く耳もほぼ人間と変わらない為、人間に混じって諜報をすることも。

翼人。まだ幼子の頃に、辺境の人間の老夫婦に拾われ、育てられた。 列島に住む混血には珍しく、警戒心が薄く朗らかな性分。人間を敵と思いきれず、軽率に相手を信用するのでヒスイの地においては命取りになりかねない甘さがある。 翼があるが飛び方を知らない。

ヒスイの山麓にある混血集落の出。縛られることを嫌い、自ら集落を抜けた。 飄々として掴みどころのない人物。相手の言うことを何でも肯定するが、他人事であるだけ。 獣を特別視しており、自身にもその血が流れていることを誇りにしている。

女性と見紛う中性的な見目の青年。本人も自覚しており、それを武器としている。 世話焼きで優しく、包容力がある。赤禰矢が助けた混血達を支えている一人。 同胞が傷付くことをよく思わない一方で、他の混血達同様人間を強く憎んでいる。

外国で警ら隊をしていた男。温和そうな見目にそぐわない、大振りの刀を提げている。 真面目で心根の優しい、虫すら殺められないような人物だったが、先祖の刀を手にした為にその魂に憑かれてしまった。 ヒスイに渡り、自身の意思に反して先祖が恨みを抱く者たちを殺して回っている。

ヒスイの地にある鹿の隠れ里の赤神子。若いながらも強い力を持ち里を守っている。 神子として堂々と振る舞っているも、本人は気紛れで奔放な性格。 里外の世界に興味があるが、自分が里を守っているという自負もあり、人には隠している。

屍人。巨躯とそれに負けない大刀を提げている女性。 常に薄ら笑いを浮かべ、人を小馬鹿にしたような態度で話す。人間や混血の争いに巻き込まれることを嫌い、普段は身を隠しており顔見知りが呼んでも中々現れない。 瑠璃乃に刀の扱いを指南した。